人生2回目の青天霹靂。
人生1回目の青天の霹靂は忘れもしない。
「じいちゃんが睡眠薬を飲んで自殺未遂をした」という連絡だった。
晴れた休日にベッドでゆっくりしていたら、恐ろしい字面のLINEが飛んできて心臓がバクンとなった。まあ、ボケと鬱から産み出された老人のトンチンカンな行動だったわけだけど。今でも生きているわけだけど。
今朝「2023年でお店の契約が終了する、再契約ができないかも」という連絡が入った。それは8割確定で、要するに2年後に退去せよ、ということだった。
パッと浮かんだのは「このお店無くなったら会社の売上なくなる」ということだった。ぁあ、これが自営業か。こういうのは突然なのか、と。(冷静に考えれば2年もの猶予があるのはすごいことなんだけど)
そこからありとあらゆる選択肢が浮上して脳みそがフル回転して、疲れて、そこからずっと頭が痛い。
・2年以内に出来れば今年中に移転先の物件を見つけたい
・カフェ併設にするか?
・カフェ併設にした場合、制作は別の場所にするか?
・オーナーとの契約はどうするか?
・新しい人材を育てていかなくては
ここまでは良いとして。
・子どもができたらどうする?
あらゆる選択肢を出して悩む時、散々悩んでも、この一つで全て吹き飛ぶ。全てが分からなくなる。
分からない。子どもができたらどうなるのか分からない。だって、できたことない。体験しないと分からない。
私はずっと得体の知れない物と戦っていた。得体の知れない妊婦の自分、得体の知れない母の自分と折り合いを付けようと戦っている。
得体の知れないものと戦うのは怖い。疲れる。涙が出る。疲れる。
正解がない悩みをずっと考えている。馬鹿馬鹿しい。
「悩んでも分からないことは悩むだけ無駄」分かっている。知っている。
私が読んだあらゆる本に書いてあった。だから、知っている。
でも、頭から離れない。子どもが欲しい。会いたい。
けれど、その分、動けなくなった時のビジネスはどうなるんだろう?
そんな中で「これが人生か、ワクワクする」などと言う人間に少しムッとしてしまう。その人は悪くない。私が強くなれないのだ。
そんな中で「この際、大阪に行くのはどうだろう?」と言ってくる。
余計に掻き乱される。今現在、私が大阪に行くメリットは無いのだ。
「家がある」「土地がある」
そんな甘い言葉に誘われて嫁いで死んでいった嫁が何人いるんだ?
家賃がタダだからの代償はきっと重い。
他にも挙げたらキリがないけど。選択肢を増やさないで欲しい。
母は強しと言うが、母前は弱しなのか?