大好きだった彼氏が同棲してくれなくて、彼氏の家の近くに部屋を借りた。馬鹿だったと思う。だけど、あれが私を成長させたとも思う。
今の記憶を持ってあの時に戻ったら、私はどこにどんな部屋を借りるだろうか。
初めての一人暮らし。憧れの一人暮らし。家電を一から揃えて、Pinterestでピンしまくったインテリアを真似て、似た家具を楽天市場で血眼で探して、6畳の部屋は掻き集めた家具でパンパンだった。
組み立て式のボックスを8個も作って手の平に豆が出来たこともあった。送料をケチって徒歩で棚を持ち帰ったら死にかけた事もあった。
とにかく向こう見ずな毎日だったなぁ、と。必死な毎日だったなぁ、と。
憧れの自立した生活を生き生き楽しく過ごす自分がいたかと思えば、お金が無く自転車で業務スーパーに通うダサい自分もいた。
キラキラした大人な自分が居たり、地味で質素な生活をする大人な自分が居たり。
全て今に生かされてるからありがとう。
あの時、毎日を必死に生きてくれてありがとう。
